中学受験のテキストや入試問題を見た際、大抵の親御さんが問題の難解さに驚くだろうと
思います。
思います。
その中でも特に算数の問題を見ると、私のような大学受験しか経験のない者には解説を読
んでも四苦八苦します。
方程式を使えばそれほどでもないのですが、中学で習う方程式を使わずに解く必要がある
ため、「特殊算」と言って受験特有の考え方が発達しているようです。
大学受験での最重要科目が「英語」であるように、中学受験では算数がそれに当たります。
この事は巷のうわさ通りです。模試の結果分析を見ればわかりますが、受験生によって大
きく差がつく教科です。
「算数での大崩れがなければ、受験で大敗はないだろう」と考え、この教科の強化を中心に
学習を進めさせました。
ただ、我が家では、難しいからと言って、塾任せにはしませんでした。
大手塾のテキストを見るとわかりますが、解答・解説が使い物にならないほどひどいです。
中学受験のテキストは親が見てもわからない解説は子供にもわかりません。塾での講師の
説明は、(1部の良識ある先生には失礼ですが)、魔法のように解いて生徒に示しているだけ
です。
できる子以外の生徒は納得などしていませんし、身にもついていないのです(経験上そう考
えざるを得ない)。
我が家にいるような普通の子は、何を質問したらいいのかもわからない状況で、解答と拙
い解説を見ても「わかった」とはなりません。
子供のレベルまで、落として問題を解く側の視点から、理解を積み上げなければなりません。
解答からの思考過程ではなく、問題から解答するまでの思考過程を手ほどきする必要があ
ります。
子供のレベルに合わせた説明をするためには、親が自宅で家庭教師をするしかありません
でした。親も理解が難しい場合、子供の気持ちがわかるので、よりわかりやすく解説でき
ることもあります。
以上、中学受験の肝は算数!・・という話題でした。
以上、中学受験の肝は算数!・・という話題でした。