2018/08/18

中学受験「偏差値を上げるには。」その一

中学受験で模試は必須。

我が家でも受験勉強を進める中で、

6年生の頃は子供の「今」を知るためのバロメーターとして、

子供の演習の場として、活用していました。

勉強して学力の向上を図る→偏差値が上がるのは当たり前なのですが、それが難しい訳で

す(笑)。


親が子供の現状をわかっていない。


我が家の愚息が小学4年生の頃、親も子も中学を受験する事など全く頭になく、

その頃打ち込んでいたスポーツの部活がある公立中学にも入ってくれればと考えていまし

た。

勉強の方はまったく無関心ではないですが、「学校の勉強をしっかりとこなしていれば」

などと呑気なものでした。

大手塾のNが近所にでき、無料の試験があることを知ったので、

(興味がない訳ではないので)なんとなく、受験させて見たのですが、結果を見てビック

リ!。

悪すぎて腰を抜かしそうでした。今でも衝撃を覚えています。

それでも入塾は可能のようで、流れで通わせていました。

教科は国語と算数です。

半年ほど様子を見ていましたが、偏差値の上下動があるものの(低空飛行)、

特に変化は見られませんでした。

授業は休みなく出席し、宿題も必ず全部こなしていました。

「これはどういうことなのか?」

この頃から、成績や偏差値の数字だけでなく、学習内容まで関与する必要性を感じ始めま

した。

「どうせ行くならこのくらい塾に」などと知名度だけで安易に考えていた一例です。

子供の学力を正確に把握する。


その後、他の無料模試(実態は名を借りた入塾テスト)を2つほど受けてみました。

結果は、偏差値にして10程度上昇しました。問題と解答結果を詳しく比較、分析してみま

した。

うすうす感じていましたが、大手塾Nは問題が難しすぎ、

かつ母集団のレベルが高すぎたのです。

私も大学受験で経験がありますが、Nレベルの試験では、基礎学力の理解度を把握する

ことができません。1部の超難関校向きと見てよいと思います。

中堅~上位校と考えれば、四谷(でもやや高め)か首都圏模試、関西では五ツ木あたりが妥

当だと思います。

特に、算数や国語は積み上げの教科であり、基礎を充実しておかないと、

今後、高校、大学での勉強にも影響しかねません。

「このまま続けても、貴重な時間が授業と宿題に費やすことに食われ、本人のレベルに合

った適切かつ効率的な学習時間が確保できない。」

「なにより学力の向上は期待できない。」

そう考え、塾をやめることにしました。

中学受験を終えた今でも、この判断は間違っていなかったと思います。

以上、「中学受験「偏差値を上げるには。」その一」という話題でした。