2020/07/07

中学受験 「実践済み。役に立った!参考書・問題集。」 国語 読解編

国語は「もっとも偏差値を上げにくい」、「勉強法がわからない」教科とされます。

そのためか、

「こう聞かれたら、こう答える」、「この言葉が来たら、ここを読め」という解答の仕方

や、

「問題を先に読んで、本文に戻れ」という問題の取り組み方を指示する指導をされている

方もいらっしゃるようですし、本もあります。


この辺りは、(私が)「大学受験したときと変わっていないなあ」という印象です。

どれも間違いではないです。

受験までの限られた時間での勉強法として、いまでも語られています。

だから、受験生も困っているので、よく本も売れるのだと思います。

ただ、私は方法論でしばられると国語の本質を見失うのではないかと思います。

「大半が解答を知った上での発想で、問題を解く立場には立っていないのではない

か・・。」

うまくいく時もあれば、いかない時もあります・・。

また、実際に読解問題は解答の方法論を身につけているか、いないかで成績は上下して

ないはずです。

国語の本質は、「筆者が何を言っているのかがわかる」ことのはずです。

本文に何が書かれているかの理解度が高いほど、正答率は高いです。

国語が難しい=本文が理解できていない、あるいは理解が足りないのです。

本文がわかればわかるほど、解答は容易です。

まずはゆっくり読んでみる。わからなければ、わかるまで読む、考える・・。

母国語で書いてあるのです。

文章を精読することです。

試験対策として、我が家での実際の取り組みは、

「毎日、小編を読んで、自分の言葉でわかりやすく要約する」ことでした。

そして、それを親が添削していました。

注意点は、筆者の言っていることがすべてあり、勝手な解釈をしないこと。

必ず本文に従うことです。要約する際、自分の意見や解釈を書いてはいけません。

本文で言っていることを自分の言葉で表現するのです。

材料は、天声人語などのコラム、小編小説、入試の問題文など、すぐに読了できるもので

あれば、何でも良いと思います。

まずは、やさしい文章からです。

意味がわからない言葉があれば、調べます。

本当は、全文を自分の言葉で書き換えるのがベストですが、初めての取り組みであれば、

最初は要約で十分だと思います。

精読する癖をつけます。

これだけで効果は出ました。

ある程度こなせるようになれば、偏差値も上昇してくるはずです。

講習やいろんな問題集の方法論に振り回されるよりは良いと思います。

その後の教材として、オススメできるのがZ会です。

「本文を正しく読めていること」=「自分の言葉で表現できる」ことを確認するのは、

第三者に添削を入れてもらうのが、正攻法であり、結局のところ、近道だと思います。


問題や時間配分に慣れるためには、いわゆる「銀本」で1日1題の演習が有効でした。

国語の読解に限っては、難関校を積極的に取り組ませました。

中堅校以下の問題は、本文を読めていなくても解答できてしまう問題が多いからです。

難関校になるほど、しっかり精読できないと解答が出ない問題が多いです。

また、うちでは、「問題文を先に読む・・」などのテクニックは厳禁していました。

テクニックを試す場ではなく、「時間内で精読できるように」訓練する場としていまし

た。

問題文にも「次の文章を読んで・・」と書いてあります♪。


Z会の通信教育 小学生コース









・「漢字」や「語句」は読解の基本です。

中学受験  「実践済み。役に立った参考書・問題集。」 国語  語句・漢字編

以上、中学受験  「実践済み。役に立った!参考書・問題集。」 国語 読解編・・という話題でした。