生命保険会社に営業職員として数年間勤務したことがある。
営業職員は歩合の外務員として営業成績によって給与が決まる。
保険契約の保険料収入(売り上げ)ベースで決まっている訳ではない。
それは、契約をもらった保険の種類によって保険会社の利益率が異なるからです。
保険料は、純保険料と付加保険料の大きく2つに分かれる。
・純保険料=保険金として支払われる部分。要するに原価。
・付加保険料=保険会社の経費。営業職員の経費もここに含まれます。
私の勤務していた某保険会社は保険商品ごとに細かく評価を点数換算されていました。
営業職員の実績を点数化するわけです。
換算率が高い商品から並べると、
定期保険→終身保険→養老保険→個人年金保険→学資保険
定期保険(所謂、「掛け捨て保険」)の原価率は約50%!
約半分は会社の粗利益となっています。
営業職員の評価である換算値(得点)は、定期保険がもっとも高くなり、営業職員は客に定
期保険への加入(比率を上げる事)を促します。
加入を促す愛情表現やコンサルティングなどを広告しますが、どこの会社でも大して変わ
りません。
以上、「生命保険会社の営業職員の評価方法。」という話題でした。