2018/09/01

中学受験 「赤本・過去問はいつから、どう取り組むか。」2



受験予定の学校の赤本、過去問を揃えたら、いよいよ実践に入るのですが、どのように取

り組むのか?について、親としての経験を踏まえて、紹介したいと思います。

必要なのは合格最低点


今までの模試とは違い、実際に入試に取り組むのですから、最初は親も緊張します。

当たり前ですが、入試問題をやるのですから、

本番を想定して制限時間を設定します(←何年分かやると、慣れてきて、なぜか時間が余る


ようになります)。

高得点ほど安心できるのですが、赤本や学校のホームページなどに、「合格最低点」が載

っていますので、それを基準に今の実力を把握し、今後の勉強の戦略を考えていきます。

「合格最低点」より、足りない場合には、誤答してしまった問題の中でも、

基礎的な問題を重点的に復習します。

「これを取っておけば合格できた!」と子供(親も)の励みになります。

うちの子のケースでは、第一志望校での正答率の低そうな「難問」は、思い切って捨て

て、ここでも復習させませんでした。

このブログでは、何度も述べさせていただいていますが、現状の学力に沿わない問題には

時間をかけませんでした。

復習は単元ごとに


復習の際には、その問題だけをやり直すだけではなく、

誤った単元を集中的にやり直します。 

例えば「倍数算」なら「倍数算」、「食塩水」なら「食塩水」を今まで勉強してきた問題

やテキストで
もう一度解き直します。

実際に入試に出ているので、より真剣に取り組み、今までのテキストや問題集を繰り返す

ことによって、さらに定着を測れます。

効果倍増という訳です。

※国語の読解は、繰り返してもあまり効果があるとは思えませんので、解答までの経路を

確認して終了していました。

合格最低点に足りなくても・・


「何年分やっても合格点に行かない」ケースや「合格最低点からかなり下」のケースを除

いて、「合格最低点」に届いていなくても、過剰に悲観する必要はないと思います。

うちの子の場合も、年度によって得点が大きくブレました。

特に算数は、合格最低点を下回った年度が2~3回ありました。

反対に、満点近くできた年度もありました。

「もしかしたら、算数で失敗かも?」とか考える時もありましたが、

本番では合格者平均より、やや上だったようです。

ということは、本番では自己最高点でも自己最低点でもなく、自己の平均あたりか、やや

上ということになります。

得点も重要ですが、時間配分など、学校特有の問題に慣れてしまうことの方が重要だと思

います。

以上、中学受験 「赤本・過去問はいつから、どう取り組むか。」2・・という話題でした。