・自分で相場を調べる
自宅の売却は、購入と同じく、家庭に取って大きなイベント。
今後の家計にも、直接影響があるのは間違いない。
【住まいサーフィン】は、
「 マンション購入・売却に本気な方のための無料会員制セカンドオピニオンサイト」との
こと。
会員数20万人の声と業界最大の不動産ビッグデータを持つそうです。
統計資料に強いということ。
一戸建ての売却には不向きです。
私はマンションの売却だったので、会員になり、情報を得ました。
「売却する」の後、「購入する」可能性もあるので、いずれにしても有用です。
近年、中古不動産はWEBサイトで情報を得、現地に赴くのが主流になっているそうです。
売却する本人が情報を把握しておかないでと、足元を見られかねません。
「不動産価格がどのように決まるのか?」が大方わかるようになり、販売戦略を立てるの
にも役立ちます。
【イエシル】も一括査定サービスの1つです。勿論、無料です。
「売却が得意な不動産会社をご紹介」するのですが、
特徴は「囲い込み」をしない不動産会社」を選んでくれる点。
「囲い込み」についても、後段で触れるつもりですが、不動産を売却するに当たって非常
に重要です。
私は、この「囲い込み」を拒否したからこそ、・短期間で、・高く、売却できました。
「囲い込みをしない」前提での、査定価格は、自宅の相場感を養うのにも有効だと思いま
す。
繰り返しになりますが、各不動産業者は、「取引事例比較法」という手法で算出していま
す。
過去の取引事例を使って、おおよそ機械的に処理しますので、
この段階で査定価格が低いか高いかで、仲介業者を決める必要はありません。
あくまで、売主本人が相場感を養うためと、
この後の媒介契約をする会社を選択肢を持つためと割り切って対応します。
また、実は比較した対象物件は、すべて「REINS(レインズ)」と呼ばれるデータベース
に入っています。
不動産会社は、その過去のデータをもとに、近くにある同等物件がいくらで売却されたか
をすべて知っていますので、机上査定が容易にできるのです。
しかし、このデータは一般には公開されていません(一部は閲覧可)。
不自然な制度のように感じますが、こういったやむを得ない現状を踏まえたうえで、売主
は対応する必要があります。
・できるだけ多くの買い手候補に物件を見てもらう
自宅の相場感がある程度把握できたら、
具体的にどこで販売(広告)するのかを想定していきます。
考えられる方法は、
・不動産ポータルサイト
・新聞の折込チラシ
・近所へのチラシ
・オープンハウス
など・・。
近年はインターネットが普及し、不動産取引は、ほぼWEBサイトを入り口にして契約が
成立しているそうです。
購入者はWEBサイトやアプリを見て、不動産会社に問い合わせします。
ということは、ネット上で、できるだけ多くの人に物件を見てもらう事で、
問い合わせの数を確保でき、内覧→契約をスピードアップすることにつながります。
商品販売の経験がある方ですと、理解が早いと思いますが、
例えば、ある店が「仕入れ10個」の商品を、
楽天でだけ販売するのと、楽天とヤフーショッピングで販売するのと、どちらが早く売り
切れるか?
勿論、楽天とヤフーショッピングの両方で販売した方が、早いです。
理由は、購入者は楽天だけを訪問する人もいれば、ヤフーショッピングだけを見る人もい
るからです。
さらに、実店舗でも販売できれば、なお加速します。
このように、窓口を増やせば増やすほど、早く、高く売れる可能性は高くなります。
この事は不動産物件でも同じことが言えます。
自宅は1件です。その1件のマンションや戸建てを早く高く購入してくれる人を見つけるた
めには、物件をできるだけ多くの人に知ってもらう(=物件情報にアクセスしてもらう)
必要があります。
では、どの窓口に訪問する人が多いのか?
これは、不動産会社のホームページではありません。
「不動産情報サイト」が他を圧倒します。
そのなかでも、「SUUMO(スーモ)」、「HOMES(ホームズ)」、「AT HOME(アットホー
ム)」の3つサイトで3強と言って良いと思います。
私が、家を売却した際、購入者の方は、SUUMOを窓口にして来られた方でした。
他に問い合わせや内覧いただいた方もSUUMOを見た方が多かったです。
仲介を依頼するについて、何人かの営業マンと話をしましたが、どの営業マンもSUUMO経
由での問い合わせは購入予定者の「本気度が違う」と言っていました。
どの仲介業者も、「不動産情報サイト」に物件を掲載してくれると思いますが、どのWEB
サイトに掲載するのかを必ず確認し、上記3つのWEBサイトは押さえておくようにしまし
ょう。
以上、不動産を早く、高く売る方法。NO3、「自分で相場を調べる。」「できるだけ多くの買い手候補に物件をみてもらう。」という話題でした。