2018/10/28

生命保険の本質を知っている人はお金を貯められる!?。

日本の一般家庭では、生命保険に加入するのが当たり前。

「日本人は保険が好き」と言う人さえいる。

保険が好きで入っている人なんているわけがない・・と私は思っています。

平成30年度の生命保険に関する全国実態調査(生命保険文化センター 速報版)によると

生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は88.7%

ファイナンシャルプランナーがよく保険の内容を指摘するのは、突っ込みどころが満載だ


から・・。

しかし、それも的を射ているとは限らない。

ファイナンシャルプランナー自身が保険の代理店だったりしますから。



・保険の支払い総額を知っている人はお金を貯められる。



将来の、誰にもわからないリスクに対して不安を煽る。

保険会社の常套手段。

テレビCM、保険のおばさん、かしこそうな外資系の営業マン、誰から入っても特別な保

障はない。

顧客も、「そんなものかな」と一人月2万円程度の保険に契約する。

私も何も知らない新入社員だった頃、「この程度なら新入社員でも楽に払える金額」と

んまと保険会社のいいなりに契約してしまっていました。

生命保険は、一度契約すると解約が面倒だったりするので、継続してしまう。

また、月に○万○○○円などというから、われわれ消費者はそういうものだと理解してし

まう。

実は生命保険にも、車などと同様に販売価格が存在するのだ。

それを、割高に分割払いしているにすぎない。

月2万円は、1年では24万円、20年では480万円、40年では(20代で保険に入るとだいた

い40年は保険料を払い続けることになる)960万円!。

夫婦2人だと1920万円!

家計の3大出費に入る大きな買い物とされる理由はこのためだ。

保険は興味がないでは済まされない。

興味がないものに2000万円近くも費やしていたら、貯まるはずがないのだ。



・生命保険の原価を知る人はお金を貯められる。


生命保険には、商品の原価の相当するものが存在する。

生命保険料の仕組みを解説した図
画像引用:https://www.hokende.com/_images/5dbfb2ce-da3a-4b52-90ac-c122d1d8dc83/5630a59128a47.png

どんなに難しい保険数理を持ち出しても、基本は同じ。

純保険料が保険の原価に相当する。

付加保険料が、保険会社の取り分。

日本の生命保険の大半は、付加保険料が高すぎるとされる。

保険に加入する場合、付加保険料ができるだけ安い保険が、消費者に取って「良い保険」

になる。

保険会社が内訳を教えてくれるわけがないが、参考になる資料がある。

保険料の内訳(ライフネット生命)
画像引用:https://wimg.netseiho.com/about/detail/img/05_pic_01.png


ライフネット生命が2008年に初めて原価を公表して話題になったが、現在も継続してい

る。

他社が公表していないので比較できないが、公表し続けているということは、これでも他

社に比べて安いとからと考えてよいだろう。

私たち消費者にとって、生命保険はコストにすぎない。

仮に1カ月2万円の内20%でも下げることができれば、40年で192万円(夫婦で384万円)の

無駄使いを省けるのだ。

家計の見直しや貯蓄の原資を考える場合、日々の小遣いや食費を減らすことより、保険を

直した方が効果が大きく、確実なのは間違いない。

以上、「生命保険の本質を知っている人はお金を貯められる!?。」という話題でした。