生命保険にも原価があること、
→「生命保険の本質を知っている人はお金を貯められる!?。」
保険会社の営業担当者への評価の方法、
→「生命保険会社の営業職員の評価方法。」
これらについては、WEBサイト上にも話題になることが多く、少しずつ一般的にも知られ
るようになってきました。
保険の原価は保険の種類によって異なります。
原価の高いもの(会社の利益が低い)から並べると、
養老保険 約80%→終身保険 約70%→定期保険 約50%
営業担当者の評価が高いものから並べると、
定期保険→終身保険→養老保険→個人年金保険→学資保険
定期保険とは、いわゆる「掛け捨て保険」
保険会社と顧客とは利益相反関係となります。
会社や営業担当者からすれば、「掛け捨て保険」が一番利益が出る(儲かる)。
営業担当は、必要補償額なるものを算出して、
例えば、夫婦、子供有りの世帯で、3000万円の保障であれば、
定期保険=2700万円
終身保険=300万円
などと提案するわけです。
顧客もすべてが掛け捨てではないので、安心して契約する。
「終身保険」にも一定のニーズがあります。
(顧客心理としては、本当は3000万円の保障を「終身保険」でと考えたいが、毎月の保険料が高額になるので・・)
しかし、生命保険とは「万が一のとき」とよく言うように、
「夫婦、子供有りの世帯」が「万が一」の可能性は極めて小さいです(特に若い頃は)。
「終身保険」は、可能性が極めて高い「生存」の場合、定年を過ぎた頃でも元本に届かな
いケースがほとんどです。
(詳しく述べれば話がややこしくなるので)超大雑把に言えば、会社の経費に食われるか
らです。
極めて可能性の低いリスクをカバーし、生存時でも必ず必要な資金を確保しておきたい保
険は何かと言えば、「学資保険」です。
極めて可能性の低いリスク=「万が一」の場合には、保険料の支払いが免除となります。
この保険も「運用効率が低い」ではないかとの指摘があります。
しかし、保険とは純保険料が必ず存在するものです(でなければ、「保険」ではない、か
つ、保険会社は「保険」しか売れません)。
ただ、この保険は極めて小さいリスクの純保険料+運用元本のみの支払い(会社の経費部分
は最も少ない)に限りなく近い保険商品です。
だからこそ、営業担当者の歩合は最も小さいのです。
学費の確保の必要性や準備済みの有無や準備する金額等は家庭によって異なることは言う
までもありません。
私たち消費者は、数ある保険会社の学資保険の中から選択することになります。
運用効率だけを求める場合には、その他の手段で良い商品はたくさんあります。
私が、真に「顧客の最善の利益を追求」するならば、「学資保険」は自信を持っておすす
めできる商品です。
以上、「本当に顧客に必要な生命保険は何か?」という話題でした。